「メランコリー型うつ病」の人は、うつで休むことは皆に迷惑がかかると考えて、ぎりぎりまでがんばってしまいます。しかし、「新型うつ病」の人は、不調になるとむしろあっさりと休んでしまうのです。うつ病の診断を受けて休養をする場合は、従来型では、人に迷惑をかけてしまう気持ちがあるために、会社を休みたがりませんが、新型の場合は遠慮なく利用するようです。
なかにはうつ病で休職中にもかかわらず、海外旅行や自分の趣味には積極的に行動している人もいます。
周囲へ迷惑がかかるのではという配慮よりも、自分自身の体調のほうが重要なのです。有給休暇や病休期間も最大限にとって、周囲からひんしゅくを買うこともあります。
従来型は抗うつ剤の服用が必要ですが、新型の場合では薬は補助的に服用する程度になり、生活リズムを整えたり、転職や引っ越し、人間関係などの環境を変えるだけでうつ状態が軽減されることがあります。
しかし、本人の意志ではどうにもならない部分で身体が反応してこのような状態になっているのです。誤解を受けやすい症状といえます。
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